『主任電気工事士等実務経験証明書』について、

毎月何回かの問合せの電話があります。

主任電気工事士として証明して欲しい元従業員だけでなく、

証明者側の事業者からも問い合わせがあります。

 

元従業員といった証明して欲しい側の人が『主任電気工事士等実務経験

証明書』を証明者に渡す際には、自分の氏名、生年月日、住所、第二種

電気工事士の交付都道府県、第二種電気工事士の免状交付番号、交付日

以外は何も記入しない方がよいと私は考えます。

都道府県の『主任電気工事士等実務経験証明書』の書式によっては、
記入する項目数が異なっています。

 

証明者の手間を省くためと考えたからなのか分かりませんが、業務内容

欄に「主任電気工事士として・・・・・した。」と文章で記載している

ことがあるようです。

退職するまでの職場では、主任電気工事士の指導の下で作業していたのに、

「主任電気工事士として・・・・・した。」と記載していることは、

変な話です。

その上、異なる・相応しくない内容を記載していれば、あなたの業務

内容を証明するのだから証明者は押印したいと思わないようです。

 

証明する側の事業主さんと証明して欲しい側の元従業員等の間に存する

詳しい人間関係は分かりません。

まずは、証明する側の前の事業主さんに失礼のないように、お願い

することが大切なことだと考えます。

 

登録電気工事業の申請で、主任電気工事士となる方が第2種電気工事士

の免状をお持ちの場合は、実務経験が3年以上必要であり、『主任電気

工事士等実務経験証明書』に証明者による証明として押印が必要です。

業務内容欄は、3年以上の業務内容を記入してもらいましょう。

 

当事務所に業務内容欄に何を書けばよいかと問われたとしても、

3年以上の実務経験(業務内容)の事実を記入してもらってくださいと

回答するだけです。